うえの桜木耳鼻咽喉科

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鼻茸

nasal polyps

正式には「鼻ポリープ」と呼ばれます。
茸(きのこ)やポリープという名前がついていますが、癌などの悪性腫瘍ではありません。

鼻や副鼻腔の粘膜に慢性的な炎症が起こり、粘膜の一部が水ぶくれのようにぷっくりと腫れて垂れ下がったものです。見た目は皮をむいたブドウの実によく似ています。
1つだけできることもあれば、複数個連なって発生し、鼻の通り道を完全に塞いでしまうこともあります。

 

原因と症状

【原因】

鼻茸は、鼻の粘膜の「長引く炎症」が主な原因で発生します。

症状

鼻茸が大きくなると、物理的に空気の通り道が塞がれるため、以下のような症状が現れます。

 

治療内容

〇内服薬

マクロライド系という抗生物質を少量ずつ長期間服用する治療や、アレルギーを抑えるお薬を使用します。症状が強い場合は、短期間だけステロイドの内服薬を処方することもあります。

〇ステロイド点鼻薬

鼻茸を小さくし、炎症を抑えるために使用します。局所的に作用するため、全身への副作用はほとんどありません。

〇注射薬

指定難病である「好酸球性副鼻腔炎」による重症の鼻茸の場合、原因となる炎症物質を直接抑える新しい注射薬(デュピルマブなど)による治療を選択肢に入れることがあります

お薬で改善しない場合は、病院をご紹介し、内視鏡手術を検討することがあります。

 

家庭で気を付けていただきたいこと

鼻うがいの習慣化

市販の専用液や生理食塩水を使って鼻うがいを行うと、鼻水やアレルギーの原因物質、細菌を洗い流すことができ、炎症を抑えるのに非常に効果的です。

絶対に自分で取ろうとしない

鼻茸が鼻の穴の近くまで垂れ下がってくることがありますが、ピンセットなどで無理に引っ張ると、大量出血や感染の原因となり大変危険です。絶対に自分で触らないでください。

気管支喘息の管理

喘息をお持ちの方は、喘息の症状が悪化すると鼻茸の症状も悪化しやすい傾向があります。呼吸器内科等の治療も並行してしっかりと続けることが重要です。

規則正しい生活と禁煙

タバコの煙は鼻の粘膜を強く刺激し、炎症を悪化させます。ご自身の禁煙はもちろん、ご家族の受動喫煙にもご注意ください。