生の果物や野菜、ナッツ類などを食べた後に、唇、舌、口の中、のどなどに痒みや腫れなどのアレルギー症状が現れる病気です。
多くの場合、花粉症(アレルギー性鼻炎)を持つ方に合併して起こるため、近年では「花粉-食物アレルギー症候群」とも呼ばれています。
胃酸や消化酵素によってアレルギーの原因物質が壊れやすいため、症状の多くは口の周辺だけにとどまるのが特徴です。
交差反応:花粉に含まれるアレルギーの原因となるタンパク質と、ある特定の果物や野菜に含まれるタンパク質の、形が非常によく似ているため、花粉症の方の免疫システムが勘違いを起こし、アレルギー反応を引き起こしてしまうのです。
最も確実な治療は、症状を引き起こす原因となる果物や野菜を特定し、それを「生で」食べるのを避けることです。
当院ではドロップスクリーン検査を用いて、少量の血液から41種類のアレルゲンを調べることができます。
誤って食べてしまい、口の痒みや蕁麻疹などの症状が出てしまった場合は、アレルギーを抑えるお薬を処方し、症状を和らげます。
また花粉症の治療薬を出すこともございます。
口腔アレルギーの原因となるタンパク質は、熱に非常に弱いという特徴があります。
そのため、生のリンゴで痒くなる方でも、「アップルパイ」や「ジャム」「缶詰」「加熱されたジュース」などであれば、問題なく食べられることがほとんどです。
※ただし、豆乳やピーナッツなど一部の食品は加熱してもアレルギーを起こすことがあるため、注意が必要です。
自分が反応する花粉が飛んでいる季節は、体の免疫が過敏になっているため、普段は大丈夫な果物でも症状が強く出やすくなります。
この時期は特に生食を控えましょう。
「少し口がピリピリするけれど、もったいないから」と食べ続けてしまうと、急激に症状が悪化することがあります。
少しでも違和感を感じたら、すぐに食べるのをやめてうがいをしてください。
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