のどぼとけの中にある「声帯」という2枚のひだの縁にできる、ペンダコのような固い小さなふくらみのことです。
声を出すとき、声帯は何百回も振動しています。
声を酷使し続けると、声帯の粘膜がこすれ合って慢性的な炎症を起こし、やがて両側の声帯の同じ位置に、タコのように少し硬くなったふくらみが生じます。
これが声帯結節です。
結節ができると声帯がピタッと閉じなくなり、隙間から息が漏れるため、声がかすれたり出しにくくなったりします。
最大の原因は、声の使いすぎです。また、誤った発声方法も声帯に過度な負担をかけます。
結節の治療で最も大切で、かつ最も効果的なお薬は「声を出さないこと」です。
また、のどに負担をかけない正しい発声方法や、日常生活でのケアについてアドバイスいたします。
炎症を抑える飲み薬や漢方薬などを処方します。
また、治療を続けても改善しない場合や、結節が硬く線維化してしまっている場合などは、手術をオススメすることがあります。
近隣の病院へ紹介状をお書きします。
騒がしい場所で話すことや、遠くの人を大声で呼ぶのは控えましょう。
声を休ませようとして「ひそひそ声」で話す方がいらっしゃいますが、実は通常の発声よりも声帯の筋肉に不自然な力が入り、かえって負担になります。
話す時は、力まず普通の音量で手短に話すようにしてください。
声帯が乾燥すると、摩擦が強くなりダメージを受けやすくなります。
こまめに常温のお水やお茶を飲み、声帯を潤してください。
のどに違和感があるとつい咳払いをしがちですが、声帯を強く打ち付ける行為なので結節を悪化させます。
違和感がある時は、お水を一口飲むか、軽く咳払いをする程度に留めましょう。
室内を適切な湿度(50〜60%)に保ち、タバコの煙(受動喫煙も含め)は声帯の炎症を長引かせるため避けましょう。
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