扁桃(へんとう)とは、のどの奥の左右にある膨らんだ部分のことです。
口や鼻からウイルスや細菌が体内に侵入するのを防ぐ免疫の役割を果たしています。
この扁桃にウイルスや細菌が感染し、炎症を起こして赤く腫れあがった状態を「扁桃炎」と呼びます。
小さなお子様から大人まで幅広い年代でかかりますが、特に免疫力が落ちている時に発症しやすくなります。
主にウイルスや細菌の感染です。
健康な時であれば感染を防ぐことができますが、以下のような要因で免疫力が低下していると、扁桃炎を発症しやすくなります。
扁桃炎にはいくつかの種類があります。
細菌感染が疑われる場合は、原因菌をやっつけるための抗生物質を処方します。
また、症状を和らげるために解熱剤(熱さまし・痛み止め)や抗炎症薬(腫れを抑えるお薬)を処方します。
痛みが強すぎて水分や食事が全く摂れない場合や、脱水症状を起こしている場合は、院内で栄養や抗生物質の点滴を行うことがあります。
また炎症が扁桃の周囲まで広がり、うみが溜まった状態になっている場合や、扁桃炎を年に何度も繰り返している場合は、手術をすすめる場合があります。
この場合、近隣の病院に紹介状をお書きします。
のどが痛くて飲み込むのが辛いと思いますが、脱水症状を防ぐために水分は少しずつでも摂るようにしてください。
経口補水液やスポーツドリンク、冷たい麦茶などがオススメです。
オレンジジュースなど酸味の強いものは、のどに染みるので避けましょう。
ゼリー、冷ましたお粥やうどんなど、あまり噛まずにつるんと飲み込めるものが適しています。
辛いものや熱すぎるものはのどを刺激するため控えてください。
特に「抗生物質」は、症状が良くなったからといって途中で飲むのをやめてしまうと、細菌がぶり返したり、別の合併症を引き起こしたりすることがあります。
必ず医師の指示通り、日数を守って最後まで飲み切ってください。
睡眠をしっかりとって体を休め、免疫力を回復させましょう。
また、空気が乾燥するとのどの粘膜のバリア機能が低下するため、加湿器などを使って室内の湿度を50〜60%に保つようにしてください。
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