慢性中耳炎は、鼓膜に穴(穿孔・せんこう)が開いたまま塞がらなくなり、炎症が慢性化している状態です。
過去に急性中耳炎を繰り返したり、外傷などで鼓膜が破れたりした後、穴が閉じずに残ってしまうことが主な原因です。
穴が開いているため、外から細菌が入りやすく、感染を繰り返してしまいます。
多くの場合は、子供の頃にかかった急性中耳炎がきっかけです。
急性中耳炎で鼓膜が破れて膿が出た後、通常は自然に穴が閉じますが、炎症が長引いたり繰り返したりすることで穴が閉じずに残ってしまうことがあります。
また、鼓膜のチューブ留置後の穴が残るケースや、外傷によるものもあります。
痛みは少ないですが、以下の症状が日常生活に支障をきたします。
耳の中を乾燥した状態にすることが大切です。
耳に溜まっている膿などを洗浄・吸引し、内服薬や点耳薬で治療を行います。
※耳だれが治まっても鼓膜がふさがる分けではありません。
また症状が酷い場合や、真珠腫性中耳炎の場合は外科的手術を勧めることがあります。
この場合は、近隣の病院に紹介状を送ります。
鼓膜の穴から水が入ると、ダイレクトに中耳に達し、高い確率で炎症(耳だれ)を起こします。
洗髪の際は耳栓をするか、綿球を詰めるなどして、水が入らないように工夫してください。
耳だれが出てくると気になって触りたくなりますが、綿棒でこすると傷口から細菌が入り、さらに悪化します。
耳の入り口を軽く拭き取る程度にし、奥の掃除はクリニックにお任せください。
鼻と耳はつながっているため、風邪をひいて鼻の状態が悪くなると、耳の炎症も再発しやすくなります。
©2025 うえの桜木耳鼻咽喉科. All rights reserved.